NIKONのZマウントレンズの小三元レンズの広角を担います。私がZ6を購入したときに一緒に購入した『NIKKOR Z 14-30mm f/4 S』のレビューを書きたいと思います。
レビュー
外観
『NIKKOR Z 14-30mm f/4 S』(以下、本レンズ)をZ6に装着したときの外観はこのような感じです。フィルター経82mmということもあり、それなりに迫力がありますね。
フードを取り外すとこんな感じです。
標準小三元『NIKKOR Z 24-70mm f/4 S』と並べて撮影してみました。長さはほぼ同じですが、本レンズのほうが頭でっかちですね。それでも14mmまでカバーしている広角…、超広角ズームレンズが標準ズームレンズと同じぐらいのサイズなのは素晴らしい。
ちなみに本レンズは沈胴式です。この写真は沈胴させた状態です。写真撮影を行うためにはレンズを繰り出す必要があります。
こちらがレンズを繰り出した状態。14mmの画角になります。長さ的にはこの状態が一番長い(はず)です。
こちらは30mmにした状態です。先程の14mmの状態より少しレンズ全長が短くなります。
あと、横から見た状態の写真も載せておきます。フードありバージョンとなしバージョンをどうぞ。
所感
購入するにあたって一番のポジティブ要素は超広角14mmをカバーするにも関わらず、円形フィルターが装着可能という点でした。これまで見てきた14mmをカバーするレンズはどれも出目金レンズだったかと思います。そんな中登場したZマウントの広角小三元である本レンズ。私はレンズには保護フィルターを付けたい派閥ですので、円形フィルターが付けられるというのは大きなポジティブ要素でした。
そしてサイズ感ですね。上に載せましたが標準小三元レンズをサイズがほぼ同等です(頭でっかちちではありますが)。そこもだいぶポジティブ要素ですね。重さも重くない。
短所は…、正直あまり浮かばないかもしれません。価格が高い…?でも小三元レンズということを考慮したら妥当な気もします。強いて言えば画角的に使いこなすのが難しいということかもしれません。そこは…、今後頑張っていきたいと思います。
作例
作例は順次追加していきます。
これ以下、作例として掲載している写真ですが、RAWで撮影した後、Lightroomに取り込んで、カメラ準拠のピクチャーコントロールのみ適用してJPEGに出力しています。ですので、ほぼ(カメラ側でピクチャーコントロールを設定したのと同等の)撮って出しと認識していただいて問題ないかと思います。特筆事項がある場合はその旨を作例写真の前後に記載します。撮影時の情報(絞り、SS、ISO感度等)は写真の中に透かしとして入れてありますので参考にしていただければ幸いです。
それではご覧ください。
ピクチャーコントロール『ニュートラル』を適用しています。
近鉄四日市付近の写真です。町並みを撮影してみました。作例一発目が広角端ではなくて恐縮です…。こんな感じで30mmまで使えるのも結構便利です。スナップ的にも使えます。
ピクチャーコントロール『サンデー』を適用しています。
露出がだいぶアンダー気味な気がします…。保護フィルターを付けても尚素晴らしい逆光耐性ではないでしょうか。
ピクチャーコントロール『ビビッド』を適用しています。
広角レンズとなると風景が被写体になることが増えますね。
ピクチャーコントロール『風景』を適用しています。
志摩市の大王崎灯台から下を見下ろした写真です。『海の「もしも」は118番』と海と空を入れたかった写真です。こんな広い写真は広角レンズでなければ撮れないはず。
ピクチャーコントロール『ビビッド』を適用しています。
東員町のコスモス畑です。超広角となるとパースがそれなりに効きます。コスモスが空に向かって伸びていくかの様子、空に浮かぶ雲が流れるかの様子、そんな風景が撮影できます。
ここまで掲載している写真、全て2020年に撮影したものとなっております。なかなかうまく使いこなせず撮影枚数が伸びていないのが現状です。自宅の建築写真などは記録写真として撮影していたのですが、あまり作例に使用できるようなものはなく…。
使用頻度が下がっているので売却も視野に入れましたが、きっとこのレンズでなければ撮れない写真があると思いますので手元に残しておくことにしました。ということで、作例が増えていったらどんどん追加していきたいと思います。
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