【予算15万円】ニコンZマウントの標準ズームレンズを選ぶ!

NikonのZマウントには標準ズームレンズが多数存在します。その中でどのレンズを選ぶのが良いのか、私の考えをまとめてみます。

タイトルに記載しておりますように、予算は15万円とします。15万円では買えない大三元レンズ『NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S』を除いた、標準ズームレンズのラインナップは下記です。

  • NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
  • NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
  • NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
  • NIKKOR Z 28-75mm f/2.8

この中で『NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR』は高倍率ズームとも言えますので、少し毛色が違うかもしれませんが、24mm始まりということで今回の比較対象に入れてあります。

 

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結論

私なりの結論から書いておきますと、下記のような個性を持つレンズの中でどれを優先するかという点になるかで決めれば良いかと思われます。

  • コンパクトで安価:NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
  • サイズ優先万能型:NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
  • ズーム優先万能型:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
  • 遠くまで撮れる:NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
  • 明るくて寄れる:NIKKOR Z 28-75mm f/2.8

ちなみに私の場合は初めにサイズ優先万能型『NIKKOR Z 24-70mm f/4 S』をZ6のキットレンズで入手して使っていました。その後、遠くまで撮れる『NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR』を使用した後、ズーム優先万能型『NIKKOR Z 24-120mm f/4 S』にたどり着きました。尚、残り2本のレンズは使用したことがございませんのでご了承ください。

個人的なオススメは『NIKKOR Z 24-120mm f/4 S』です。バランスが優れていると思います。

では、それぞれの詳細を見ていきたいと思います。

 

比較表

私なりの観点で比較表を作成してみました。

レンズの種類 24-50mm 24-70mm 24-120mm 24-200mm 28-75mm
画質
サイズ・重量
ズームレンジ ×
明るさ
寄り
価格

 

判定基準

それぞれの項目の判定基準は以下の通りです。

画質

Zマウントレンズにハズレ無しとも言われています。それも踏まえ、判定基準はSラインに属しているか否かとしています。

サイズ・重量

サイズについてはレンズ全長が100mm以上か、重量に対は500g以上かを判断基準としています。

明るさ

開放f値について、しきい値をf/2.8通し、f/4通しとして判定を行っています。

ズームレンジ

しきい値を約2倍、約3倍、約5倍として判定を行っています。

寄り

最短撮影距離について、しきい値を0.3m、0.4mとして判定を行っています。

価格

記事執筆時の市場価格をもとに、筆者の主観で判定を行っています。

 

詳細

コンパクトで安価:NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3

このレンズの特徴としては、コンパクトで安価という点です。質量なんと約195g。また、価格については新品で約5万円弱、中古ですと3万円もあればお釣りが来るようです。

ズーム倍率は約2倍ということで、あまりズームはできません

寄りについては最短撮影距離が、ズーム全域で0.35mということで、まずまず寄れます。テーブルフォトなんかも撮れると思います。

明るさについてはf値可変で暗めですね。望遠端も50mmということであまりボケを生かした写真は望めないかと思います。

とにかく安価、とにかくコンパクトにしたいという方にこのレンズはオススメできるかと思います。タイトルに記載の予算15万円であれば、お釣りが10万円ほどありますので、f/1.8シリーズの単焦点レンズとこのレンズを組み合わせるのもオススメかもしれません。

 

サイズ優先万能型:NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

このレンズですが、オールラウンダーだと思います。私はZ6のキットレンズとして手に入れ、しばらくの間使用していました。

画質についてはSラインのお墨付き、f/4通しの明るさ、約3倍のズームレンジ最短撮影距離も0.3mです。望遠がそれほど必要でない人にとってはうってつけのレンズです。サイズ、重量もこのスペックにしてはコンパクトだと思います。

そして価格です。新品だと10万円以上しますが、キットレンズに採用されていたこともあり、中古市場に多く出回っています。ということで中古ですと、なんと5万円以下で購入できます。ということで、このレンズも予算15万円に対しては、お釣りが10万円ほど来ます。単焦点レンズとの組み合わせもオススメですね。

迷ったら中古でこのレンズを買ってみるというのもありかもしれません。

作例

【レビューと作例】NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
レンズレビューを書きたいと思います。今回はZ6を購入したときのキットレンズである『NIKKOR Z 24-70mm f/4 S』です。標準小三元レンズの一角を担います。

 

ズーム優先万能型:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

そして、もう一本のオールラウンダーレンズがこちら。現在、私も愛用中です。

先程の『NIKKOR Z 24-70mm f/4 S』とスペックが似ていますが、こちらは望遠端が120mmまであります。70-120mmの領域って、例えば風景を撮影していると、欲しくなるシーンが多々あります。Fマウント時代に同様スペックのレンズを使用していた私にとって、このレンズの発売は非常に待ち遠しかったです。

『NIKKOR Z 24-70mm f/4 S』と比較して少し寄れない(0.05m差)大きくて重いといったデメリットはありますが、それを考慮しても120mmまで撮れるというのはありがたいです。また、120mmで撮影時にも最短撮影距離が変化せず0.35mということで、被写体をそれなりにクローズアップ(最大撮影倍率:0.39倍)して撮ることができます。素晴らしいレンズです。

ただ、その分価格はそれなりにします。記事執筆現在、新品で約13万円弱、中古でもそれほど値下がりしません。

価格は高いですが、非常にオススメのレンズです。

作例

【レビューと作例】NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
昨年(2022年)の9月頃に、Zマウントの標準ズームレンズ『NIKKOR Z 24-120mm f/4 S』を購入していました。使用して約半年が経過しましたので、簡単なレビューと作例を掲載したいと思います。

 

遠くまで撮れる:NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

高倍率ズーム、便利ズームとも呼ばれるのがこちらのレンズ。以前、私も使用していました。

なんといってもズームレンジが広いのが特徴。広角24mmから望遠200mmまで撮れます。焦点距離的に撮れないものはあまりないと言っても過言ではないかと思います。それがこのレンズ最大の長所です。

画質については、Sラインにこそ属してはいないもののネット上のレビューなどを見ると良い声も多く見かけます。私も実際に使用していた際、画質がネックだと感じたことはありませんでした。

一方、その他の部分ですが、寄れないのがネックでした。最短撮影距離が0.5mということで、テーブルフォトには少し厳しめ。また、開放f値も暗めです。サイズもそれなりに長く重量も多少あります

価格は新品で11万円強、中古ですと9万円台で購入できるようです。

望遠領域まで撮りたいけれど、レンズ交換をあまりしたくない方にオススメですね。デメリットも多いですが、ズームレンジが広くオススメのレンズです。

作例

【レビューと作例】NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
今回はレンズレビューを書きたいと思います。レビュー対象はNikon Zマウントレンズである『NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR』です。いわゆる便利ズームと呼ばれるレンズです。

 

明るくて寄れる:NIKKOR Z 28-75mm f/2.8

最後はこちら。タムロンのOEM(?)レンズと言われていたりもします。

このレンズの特徴としては開放f値が2.8通しであるということです。f値2.8通しというと、冒頭で紹介した大三元レンズ『NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S』は30万円近くしますが、このレンズは15万円で購入可能です。ただ、Sラインに属していなかったりします。

明るさに加え、寄れるのもこのレンズの特徴。広角端28mmにおいては0.19mまで寄れるようです。被写体がレンズにほぼ接触してしまうぐらい寄れるんじゃないでしょうか。

サイズは長さがそれなりに長い(120.5mm)です。重量はほどほど(約565g)ですね。

私はこのレンズを使ったことないのですが、イメージとしてはポートレートや室内撮りに強いという風に捉えています。風景撮りというよりは人物撮りという感じでしょうか。広角端が28mmというところは風景撮りにはネックになることがあります。24mmと28mmの差って意外と大きいです。ということで、このレンズはポートレート撮影などが主体の人にオススメできそうですね。

価格については、新品だと11万円前後、中古だと9万円前後で購入できそうです。

 

まとめ

ということで、Nikon Zマウントの標準ズームレンズ5本を比較してみました。

私の一番のオススメは『NIKKOR Z 24-120mm f/4 S』です。f4通しで120mmまで撮れるオールラウンダー。愛用中です。

次いでオススメできるのは『NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR』でしょうか。やはり1本で何でも撮れるのは魅力です。明るさを十分確保できる日中の風景撮影など主体ならこっちのがオススメかもしれません。

どのレンズも個性があります。是非、あなたに合う一本を見つけてみてください。

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