このたび持っていた機材を売却し、Nikonのフルサイズミラーレス一眼Z6を購入しました。そのファーストインプレッションについて書いてみたいと思います。また、私が持っていたD3300及びD750との比較も行いたいと思います。
Z6
私が購入したのは、『Z6 24-70+FTZ マウントアダプターキット』です。キットレンズである『NIKKOR Z 24-70mm f/4 S』はとても評判が良いです。また、私の持っているFマウントレンズも何本か残すことにしましたので、それを利用するためにFTZも付属のこのキットにしました。
箱の中身はこのような感じ。それぞれキット用の梱包になっているようで白箱でした。
一緒に買ったもの
Z6では記録メディアがXQDカードですので、新たに購入しました。私が持っていたD3300及びD750は記録メディアはSDカードでした。同じ容量のSONY製と比較して、Nikon製の方が安く手に入ったのでNikonにしました。
そして、そのXQDカードのデータを読み出すためのカードリーダーも購入しました。
そして、液晶保護フィルム。
私がZ6を購入した理由は、このレンズを使いたかったから。高価ですが買ってしまった。
D3300 D750 Z6の比較
私が持っていた3機種間で比較を行ってみます。ちなみに、マップカメラの先取交換というシステムを利用することで、手元に3機種ある状態を実現しました。
左からD3300、D750、Z6になっています。Z6のサイズ感、どちらかというとD3300に似ていませんか?APS-C機であるD3300とフルサイズ機であるZ6のサイズ感が似ている。これはミラーレスのアドバンテージということでしょうか。
そして、マウントが変化したことによるマウント径の差が顕著ですね。Z6はマウントが筐体からはみ出そうなぐらい大きいですね。細かいことは私は知りませんが、このマウントのおかげでレンズの設計に余裕ができ、魅力的なレンズがこの先出てくることと思われます。それを期待してマウント変更も行いました。『NIKKOR Z 14-30mm f/4 S』なんかはその良い例だと思います。
筐体をそれぞれ時計回りに90度回しました。こちらの向きから見ると、Z6にそれほど大きさのアドバンテージはないように見えますね。むしろ、ファインダーがモニターより出っ張っている分、大きくなっているようにも見えます。
さらに90度時計回りに回しました。Z6の特徴の一つとして、ボタンが右側に寄ったということが挙げられます。こうすることで、片手での様々な操作を実現しています。
再生ボタンが左側に残っていることを不満に挙げる人も見えますが、私はそれほど気になりませんでした。
液晶はとても綺麗でした。また、ファインダーも光学ファインダーを覗いているかと感じられるほど綺麗でした。
更に90度回しました。こちらから見るとZ6のボディの薄さがわかりますね。ミラーがないというハンデは大きいですね。
使用感
実際に使用した感想を書きます。
まず、私が一番大きくメリットとして感じたのは、ファインダーで撮影結果が予め確認できるという点です。というのも、露出補正などの設定を反映させると、その情報が反映された映像がファインダーに表示されます。そのおかげで露出ミスが大幅に減らせると感じました。リアルタイムでヒストグラムを確認できたりもします。
また、ファインダーに写る映像をワンタッチで等倍にできる機能もあります。その機能を使うことでフォーカスが合っているかの確認を即座に行うことができます。これも便利な機能だと感じました。
ボディが軽量だというのも大きいです。24-70mm f/4.0との組み合わせだと、フルサイズにしては軽いように感じました。D750とタムロンの標準大三元を使っているときは、正直重たいと感じることが多かったのですが、それがなくなりました。もちろん、組み合わせるレンズに寄ってきますが、ボディが軽量というアドバンテージも大きいです。
期待
ボディ内手ぶれ補正があるということで、FマウントレンズでVRがなかったレンズに付加価値が付くことが期待できます。私が持っているレンズでいうと、『AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G』『AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED』です。これらのレンズは、明るいのですが手ぶれ補正がなかったため、夜などには使用がキツいなと感じたことが多々あります。それがFTZも介してZ6で使用することで、解消できるのではないかと期待しています。
あと、これは未知数ですが、やはり新たなマウントということで、レンズの小型化を期待したいです。まだレンズのロードマップにはありませんが、小三元の望遠レンズが小型化して発表されないかなと期待しています。やはり、軽いコンパクトなシステムは魅力的です。
懸念
続いて懸念です。
やはり、バッテリーの持ちが一番の心配です。ファインダーないしはモニターに常に映像が表示されることになりますので、当然バッテリー消費が激しくなります。しばらく使わないと自動でOFFになるようですが、こればかりは光学ファインダーにはかなわない点ではないでしょうか。
また、これまでに発売されているレンズが軒並み高価だという所も懸念の一つとしてあげられます。Zマウントでも撒き餌レンズ的なレンズが発売されると良いのですが…。こちらはロードマップにある、S-Lineでないレンズに少し希望を持ちたいと思います。
実写
実際にフィールドに出てZ6を使用してみました。詳細は下記記事をご覧いただければと思います。
Z7ではなくZ6にした理由
Nikonのフルサイズミラーレス一眼というと、今のところZ6かZ7になります。なぜ私がZ6を選択したのかというと、理由は二つ。
一つは高画素を求めていなかったからです。これまでD750を使用していましたが、約2,400万画素という画素は扱いやすいです。ファイルサイズ的にも許容できる容量ですし、DXクロップなどを使用しても、私の用途(ブログへの掲載等)では十分まかなえる画素になります。
もう一つは価格です。Z7ですが、Z6よりも価格が10万円ほど高いです。私にはこの差は大きい…。
そんな理由があり、Z6を選択しました。
まとめ
これまでに持っていた機材を下取りに出して、思い切ってマウント変更を行いました。まだほとんど撮影には出かけられていませんが、ファーストインプレッションではZ6について満足しています。また、Zマウントの今後のレンズにも期待しつつ、撮影を楽しんでいきたいと思います!
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